"Le regard"はフランス語で「眼差し」の意味。所謂主観ショットと呼ばれるPOVを動画ではなく静止画で実践することにより、非刹那的で非一時的な時間と記憶の保存、「何かを見る」行為への意識を強める効果を狙った。サルトルの提唱した「眼差しの哲学」は、現代のSNS社会にも顕著に表れる。「私」の眼差しがスマートフォンのレンズに、スマートフォンのレンズからインスタグラムの中に、そしてインスタグラムの中から「私」を眼差す側のフォロワーに主観が変化していく様を 描いた。